2月に新しい命を授かったことがわかったとき。 うれしさと同じくらい、いえ、それ以上に私を襲ったのは「ちゃんとこの子を育てていけるのかな?」という、どこまでも続くような途方のない不安感でした。
無事に心拍が確認できたとき。 終わりが見えないつわりに、心も体も削られていたとき。 ようやく手にした母子手帳の重みを感じたとき。
週数が重なり、お腹の中で少しずつ大きくなっていく我が子。その成長が愛おしければ愛おしいほど、今度は「この子を元気に、健康に産んであげられるのかな?」という不安が、影のようにぴたりと寄り添って離れませんでした。
「10週目の突然の宣告」と、止まらない検索の手
特に忘れられないのが、妊娠10週目の検診です。「NT(首の後ろのむくみ)が少し厚いね」と言われたあの日。
今思えば、不妊治療も行っているクリニックだったため、とても慎重に診てくださっていたのだと思います。でも、当時の私にとっては、頭を殴られたような衝撃でした。
それからは、寝ても覚めてもスマホで検索する日々。妊娠出産アプリで相談を書き込み、誰かの「大丈夫」という言葉を探しては、また別の不安な情報を見つけて落ち込む……。SNSを開けば、なぜか悲しい体験談ばかりが目に飛び込んできて、自分で自分を追い込んでしまっていました。
夫への憤り、そして気づいた「彼なりの闘い」
この不安を一番分かってほしい夫にも相談しましたが、返ってきたのは「きっと大丈夫だよ」という励ましの言葉でした。
その時の私には、その言葉がひどく楽観的に、無責任に聞こえてしまったんです。「どうして同じように不安になってくれないの?」と、共感してもらえない虚しさがメンタルを揺さぶり、何度も喧嘩になりそうになりました。
でも、ずっと後になって知ったのは、夫も同じように不安でたまらなかったということ。私が崩れてしまわないよう、必死に不安を隠して、明るく振る舞ってくれていたのでした。
仕事とつわりが教えてくれた「赤ちゃんの生命力」
仕事中は少し気が紛れることもありましたが、営業職でスケジュールが自由になる分、ふとした空き時間にまた赤ちゃんのことを考えては不安に。
そんなボロボロのメンタルを支えてくれたのは、意外にも苦しい「つわり」でした。 「こんなに気持ち悪いのは、赤ちゃんがお腹の中で一生懸命生きようと頑張っている証拠だよね」 そう思うと、体調の悪ささえも、赤ちゃんとの絆のように感じられたのです。
今、不安の渦中にいるあなたへ
つわりが落ち着き始めた5月ごろ、不思議とあの途方もない不安感も少しずつ凪(なぎ)に向かっていきました。
今、妊娠初期を迎えている方の中には、安定期前のために周りに相談できず、一人で検索画面を見つめて震えている方も多いと思います。
産後の今、振り返って思うのは、当時の自分に「大丈夫だよ。数ヶ月後には、最高にかわいい赤ちゃんを抱っこできているよ」と伝えてあげたい、ということです。
つわり時期は精神的にも肉体的にも非常に不安定な時期でした。そんな私に、夫も実は不安だったけれど、どう接していいか分からなかったみたいです。
辛い時期を乗り越えるために、少しでも前向きに捉えられるよう夫婦で読んでいた雑誌、本をいくつか載せておきます。
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手探りで、不安で、切ない妊娠初期。 この記事が、今戦っているあなたの心を、少しでも軽くするきっかけになれば嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。




