こんにちは!まるです。
好きなジャンルはミステリー!と言いつつ、これまで京極夏彦に触れてこなかったまる。
京極夏彦といえば、デビュー作「姑獲鳥の夏」から始まる百鬼夜行シリーズが有名です。
時代小説好きな友人の本棚の一番下に鎮座していた「魍魎の匣」。
文庫本でもかなり分厚い書籍、そして表紙のおどろおどろしさをみて
「かなり古い時代の本なのかな・・・時代小説はあまり得意じゃないしなあ・・」
と、手に取ることすらしなかった当時。
しかし昨年、綾辻行人「十角館の殺人」をあらためて読み直したところから、
一気にミステリーブームが再来。
何で調べても「姑獲鳥の夏」が必ず名著として出てきます。
あれ・・時代小説じゃない?!娘は20ヶ月も身籠ったまま・・・?!

何これめっちゃ面白そう!!これは読まねば・・・!
と、一気に読み終わり、時代設定や特徴のある登場人物、その謎の解決の仕方など、
魅力ある内容に引き込まれました。
これまで、魍魎の匣、狂骨の夢、鉄鼠の檻と読み終わりましたが、
まだまだシリーズが続いていることに狂喜乱舞しております。
今回はなぜ京極夏彦にハマったか?こんな方におすすめしたい!をまとめましたので、
京極夏彦が気になっている方は、ぜひお読みください。
百鬼夜行シリーズ!おすすめポイント 時代と世界観
シリーズの始まりである「姑獲鳥の夏」は昭和27年(1952年)の時代設定です。
戦後の様子が色濃く残り、登場人物も戦場から帰還した人物が多く登場します。
登場する街並みや言葉遣いも今とは違う雰囲気があり、
現代から離れた時代背景が、シリーズに登場する「妖怪」「憑物落とし」によりリアルさを生み出しています。
まさかあり得ないような設定にもぐんぐん読者は引き込まれます。
百鬼夜行シリーズ!おすすめポイント 登場人物の個性
京極堂こと中禅寺秋彦の個性的っぷりは言わずもがなですが、
シリーズごとの登場人物はもちろん、シリーズを重ねるごとに登場する人物も魅力的です。
物語を読む時、頭の中で登場人物をなんとなくイメージに起こしながら楽しんでいるのですが、どの人物も生き生きと動きます。
まるは「鉄鼠の檻」が特にお気に入りなのですが、このシリーズではたくさんの僧が登場します。


坊主に袈裟のイメージしかない・・・
と漠然と思ったのも束の間、彼らの所作や言葉からそれぞれの僧を理解し、難なく読み進めることができました。
どの作品も長編で多くの登場人物は登場しますが、すんなりと頭に入ってくると思います。
百鬼夜行シリーズ!おすすめポイント 読み応えのある長編物語
どのシリーズも長いですが、特に「魍魎の匣」の書籍の厚みは有名ではないでしょうか。

厚さは大体4センチ程度、まさに鈍器です。
まるの場合は、この厚みこそが読むのをためらった一番の理由です。
本は読んでいる時が一番楽しいのはもちろんですが、
読み終わった時に「1冊読み終わったぞ・・・!」という達成感もまた好きなのです。

読み始めるのはいいけど、いつ読み終わることができるんだろう・・・
軽い恐怖を感じながら読み始めた百鬼夜行シリーズ。
確かに他の小説よりも読み切るのに時間はかかりましたが、それ以上に面白い。
何より、この世界観や登場人物にどっぷり入れ込んでいるので「むしろ終わってほしくない・・読み終わりたくない・・・」という気持ちになりました・・
終わりに 百鬼夜行シリーズはこんな方へおすすめ!
いかがでしたか?
京極夏彦 百鬼夜行シリーズのおすすめポイントを上げさせていただきました。
こんな方におすすめ!
・戦後日本の世界観にどっぷり浸かって本を読みたい方
・妖怪×ミステリーを楽しみたい方
・読み応えのある本を探している方
ただし、姑獲鳥の夏を読んだある友人は、
- 京極堂の長い説教が読みづらかった
- 古くさい言葉遣いが読みづらかった
とも話していましたので、参考にされてください!
今後も幅広く読み進め、おすすめをどんどん紹介していけたらと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!